Sat,16 April,2005

●三男の知恵

雨が数日続いていた先日の朝、三男がしおらしい顔で
「ぼく、昨日の曲がったほうの傘でいい」と言う。
その前の日、傘の骨が曲がったと言うので、
所詮99円の傘だなと思い、全く同じ傘の新しいものを持たせていた。

「なんで?いいよ、新しいほうのを持って行きな」と言うと
「ううん。曲がったほうのでいい」と言い張るので、
三男の真意はわからないまま、曲がったほうの傘を渡した。

晴れた翌日、傘をしまおうと一つ一つ見たところ、1本の傘が壊れている。
壊れていないほうの傘を開いてみれば、例の「曲がった傘」だ。
何のことはない、たった1日で壊してしまったから
とてもじゃないが「壊した」とは言えなかったということらしい。

その場で「壊した」と言えばおそらく怒っていただろうと思う。
でも、三男はその場では言わず、しおらしい顔で謙虚そうに
「曲がったほうのでいい」とごまかしていた真相を後で知った私は
怒るより、笑ってしまった。

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